セミリタイア失敗!負け犬おっさん奮闘記。

セミリタイアに失敗したアラフォー負け犬おっさんの奮闘記。

困ったシニア社員

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どうも、負け犬おっさんです。

 

JT増税に伴いタバコを値上げするらしいですね。(情報が遅い!)

週明けの株価の動きが心配です。

 

さて、今日は困ったシニア社員(上司?)のお話し。

今はどこもやっているんでしょうけど、うちの会社もシニア採用やっています。

 

んで、最近は殆ど絡んでいなかったのですが、そのシニア社員の方が来年の春にとうとう辞めるという話を聞いて、昔の事を思い出してしまいました。

 

...そしてムカついてきたので、ここで書いているという訳です。

(もう辞めるんだし、時効でしょ)

 

部長として赴任


 

 出会いは15年ほど前です。当時の部長の定年に際して、急遽親会社から部長として赴任してきました。

 

普通(?)は、役職定年後の55歳~60歳辺りの人が来るのですが、その方は50前半とかなり若かったので、違和感を持ったのを覚えています。

 

うちは技術の会社なのですが、その方は若い頃からずーっと総務とかの仕事しかしたことがなかったらしく、全く役に立ちませんでした。

でも、まぁ、その辺りは想定内。逆に変な意見言われるより、私たちが出す報告書に目くらでハンコ押してくれる方が有り難かったくらいです。

 

ただ、問題だったのが親会社からの仕事です。普通は親会社からのツテで仕事を斡旋してくれるものなのですが、その方は親会社でもお荷物&孤立していたようで...全く親会社から仕事を持ってこれませんでした。(てか、普通は赴任後に親会社の親しい方と電話で無駄話とかをするもんなんですが、その方が親会社の方と話しているのを見たことありません)

 

よって我々は親会社からのおこぼれの仕事にありつけず、自分で営業もこなして実務もするという事になってしまいました。

おっさんもその頃はラットレース真っ最中だったので、頑張って仕事を貰って来ては実務こなすというのをやっていました。

 

という訳で、その方がやって来てからは”自分のケツは自分で拭く”というスタイルの元、皆一生懸命に働いていました....そう、その部長を除いて...

 

部長はやる事もないし(やれる事もないので)、毎日毎日暇そうでした。

ゴルフも覚えて、乗り気でない部下を誘ってゴルフに行き、飲み会では新入社員と同じ金額しか払わず、10円単位で割り勘。(派遣社員若い女の子にはご飯おごったり、ブランドのバッグを買い与えたりしていたみたいですが...)

また自分は1銭も稼いでいないにも関わらず、業務で失敗したり、赤字を出した社員に対しては非常に厳しかったので、ただ1名を除いて、全社員が彼を嫌いになりました。

 

そんな訳で、数年後には彼は孤立していたのですが、結局そういうのには元々慣れていたのか定年までしっかりと居座りました。

(おっさんだとあの状況でしれっと10年も会社行けません...)

 

定年後にシニア化


 

10年程してその方が定年になった時、皆は流石にシニアには申し込まないだろうと思っていました。

 

何故なら、シニア化すると最低50-60%程度は実務をしないといけないからです。

(シニア化するような人は部長就任中も実務したり、シニア化数年前からは勉強して準備したりするのですが、その方は全く何もしていなかった)

 

彼が全くと言って良いほど仕事ができないのは周知の事実だったので、みんな、これで彼とお別れだと思っていました。

 

ただ、定年数カ月前に、以前このブログで書いた方が新部長になる事が決まりました。

どうも、元部長が強くプッシュしたらしいです。

 

新たに部長になる方は、ただ一人彼を悪く言わなかった方です。

その時は最後の恩返し(?)のつもりかなー程度にしか思っていなかったのですが、その数日後にその方のシニア化のニュースが入ってきました。

 

始めはびっくりしましたが、直ぐにやれるもんならやってみろと感じました。

その方が実務やる事になって、新入社員にヘコヘコ頭を下げて教えを乞う姿を見てみたい気もしましたし(おっさんも性格悪い)、おっさん(&多分皆も)は楽しみにシニア化の日を迎えました。

 

そして、そこには...

 

いつもと何も変わらず、何もしない元部長の姿がありました。

 

始めの1ヵ月くらいは何か引き継いでんのかな?とか思っていましたが、半年、1年たっても何もしません。

気になって、上役の方にその方の勤怠を見せてもらうと...なんと、80%程きっちり実務やっている事になっていました。どうやら皆がしている仕事の手伝いをしていたという名目で新部長がその方にオーダを割り振っていたようです。

 

んで、ここからはおっさん(と言うか社員ほぼ全員)の推測ですが、元部長と新部長は裏で契約していたんだと思います。つまり...私をプッシュして部長にしてくれれば、シニア化してからの面倒は見させて頂きます...と言う感じで...

 

という事で、その方は無能上司からみんなの利益を食いつぶすシニア社員へと変貌したのでした。

 

そこから6年間、彼は本当にほぼ何もしないでただ日々会社に出勤してきました。

そして現在、彼は65から更に1年延長した所で会社を去る決断をしたようです。

 

清々しいほどのクズっぷりでした。

 

おっさんが感じたこと


 

 最後におっさんが感じたことなのですが...

もちろん怒りもあります。なんでこんな奴がエラソーにして、俺たちより高い給料をもらっているんだと..

 

ただ、セミリタイアしている方の記事を読んでいたりして最近特に意識するようになったのですが、やはり人生 ”時間>お金” だと思います。

 

そしてこの元部長は、人生後半の15年超の膨大な時間をほぼ何もしない会社生活に捧げてきた...確かにお金はそれなりに貰ったのかもしれませんが、死ぬ直前にきっとこの15年の事を後悔するんだと思います。

もっと他の事をやれたハズなのに、なんて無駄な時間を過ごしてしまったんだと...

 

それを考えると、まぁ、この人も労働という名の牢獄の被害者なのかもしれません。